学生フォーミュラは就職に有利か?21卒経験談。
こんにちは。
これは学生フォーミュラへの入部を考えている新入生や、就活を控える学F民に向けた記事です。
界隈では学生フォーミュラをやっていると就活で無双するとか、裏ルートがあるとか、いろいろな噂を聞きます。今回21卒の学F民として就活をしてきましたので、噂の真相(?)をここに記したいと思います。
僕自身社会人ではありませんので、あくまで「内定を得ること」をゴールとしてお話します。
自己紹介
僕は某国立大学の経済学部4年で、21卒としてすでに就活を終えています。IT、自動車業界を中心に多くの内定を頂き、最終的には大手自動車部品メーカーへの入社を決めました。学生フォーミュラには1年次から参加し、設計・製作等の技術面に加えて、渉外や会計等の運営面にも関わりました。
学F民の多くは工学部生のため、その点は境遇が異なりますが、僕もIT業界は技術職で受けましたし、またポテンシャル採用といわれる日本の新卒採用においては、文系就活と理系就活の共通項は多いと考えています。
就活に有利か
学生フォーミュラは就活に有利か、答えは「イエス」です。
ただし一つ断っておきます。「学F経験あり→内定」というほど直結的なものではありません。チームの中であなたがどんな活躍をしたか、それをどう効果的にアピールするかが大切です。
実際、ESや面接に臨む上で必ず用意すべき回答が2つあります。
①志望業界、職種に合わせたガクチカ
②ストーリー性のある志望動機
以下でそれぞれ説明します。
①ガクチカ
「学生時代最も力を入れて取り組んだ事、そこから得られたモノ」がガクチカです。過去の経験を述べるわけですが、志望企業によってアピールの仕方は変えるべきです。僕の場合、ITの技術職向けには「技術面の素養、それらを学び続ける意欲」が伝わるエピソードを、メーカー事務職(管理、営業等)向けには「他人を巻き込むコミュニケーション力」に焦点を当てたガクチカを作成しました。
フォーミュラに当てはめると、前者は車両の設計・製作作業や、試走を重ねセッティングを煮詰めるようなエピソードが効果的ではないでしょうか。後者の場合はチーム運営や渉外活動を通して、多くの人々とコミュニケーションを取った例が適切かと思います。
②志望動機
なぜその業界、会社に入りたいのか、その動機も会社ごとに適切なものをを用意します。その際重要なのはストーリー性です。言い方を変えると、ガクチカの延長線上に志望動機があるべきなのです。
早速フォーミュラに当てはめて志望動機を作ってみます。「マシンの設計・製造過程において、先進的なソフトウェアに助けられた。私もIT技術を他業種と結びつけて日本の産業をレベルアップさせたい」(IT向け)。自動車メーカーであれば、レーシングカーに直接関わり、業界の人達と交流のある学F民なら動機には事欠かないでしょう。また、他業界の事務職を志望する場合でも、チーム運営やスポンサーとの交渉事などの文系的なエピソードから、事務職の志望に結びつくのは妥当に思えます。
まとめ
以上のように学生フォーミュラでの経験は志望動機に繋がるガクチカとして強力なエピソードに成り得ます。学Fの魅力はガレージ内での工作だけでなく、組織運営、外部とのコミュニケーション等、モノづくりを多面的に学べることです。志望業界に合わせて、学びの一側面を切り取ってアピールすることでいろいろな業界の就活に対応することができるのです。
特に理系の学生がチーム運営を通してコミュニケーション力・リーダーシップに長けていたら魅力的ですよね。逆に機械設計・製作等の技術的素養のある文系学生というのも就活市場で差別化できます。
まとめると、学生フォーミュラは就活に有利。ただしアピールのしかた次第。ということです。
それでは学F民の皆さん、日々の活動を楽しんでください。
新入生の皆さんは是非学Fチームに見学に行ってみてください!楽しいだけでなく、あなたに将来にもきっと好影響があります!
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