楽天モバイルのUN-LIMIT Vと、IIJmioの音声通話機能付きSIMをデュアルSIMで使用したので報告します。
機種はiPhone SE(第二世代)を使用。当機種はeSIMとnanoSIMのデュアルSIMなので、今回は楽天モバイルをeSIM、IIJmioを物理SIMで契約しました。
楽天モバイルは1年無料、その後も月1GBまでは無料という料金設定に魅力を感じ契約しました。しかし楽天回線の安定性や通話アプリ"Rakuten Link"の品質を信じ切れず、一応ドコモ回線のMVNOも契約しておこうと思い、IIJmioとのデュアルSIMという結論に至りました。
開通
楽天モバイルのeSIMは設定用QRコードと設定方法が書かれた冊子が届きます。記載の通りに進めば簡単に数分で開通できます。
今回はIIJmioを主回線、楽天モバイルUN-LIMIT Vを副回線としました。
iOSのコントロールセンターに2つの回線が登場しました。
モバイル通信の設定画面を見てみます。
モバイルデータ通信でどちらの回線を使用するか、通信状況に応じて自動で切り替えてくれる機能がありますが、私は常に副回線(楽天)を使うよう設定しました。
デフォルトの通話アプリで使用する回線も選べます。こちらは主回線(IIJ)を設定。楽天回線は専用アプリRakuten Linkを使用すると通話料無料のため、デフォルトアプリでは使用しないでしょう。
なお、緊急電話や0120のような通話料のかからない番号に対しては、Rakuten Linkを使用しても強制的にデフォルトアプリから発信されます。
速度
fast.comで回線速度を測定してみます。どちらも4G(LTE)です。金曜夕方、郊外の住宅地の室内での測定です。
結果
楽天モバイル:19Mbps(1回目), 22Mbps(2回目)
IIJmio:66Mbps(1回目), 87Mbps(2回目)
IIJmioが圧勝しました。
土曜の昼にも試したのですが、その時はどちらも30~40Mbpsに落ち着きました。大差はないようですが、時間や状況によっては楽天回線はドコモ回線のMVNOに負けるかもしれません。
また、楽天モバイルは楽天回線のエリア外ではパートナー回線(au回線)を使用します。au回線の速度に関しては検証していません。