ゲリーニョの米国株買い漁り

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【要約】ウォール街のランダム・ウォーカーは初心者にオススメ【投資の教科書】

   

ウォール街のランダム・ウォーカーを読んだところ、投資初心者にオススメできる教科書的な本だと感じ、紹介することにしました。

 

私の最初の投資経験は2017年、ビットコインバブルを天井(200万円くらい)で掴み大損というものでした。高値掴みがトラウマになった私は2019年、ゴーン事件で株価が急落していた日産株を購入し、こちらはコロナショックも相まってさらに悲惨な結果になりました。

 

その後も投資の勉強を続け、小さな失敗を繰り返しながらも、米国株中心の運用で少しずつ資産を増やしています(コロナ相場の恩恵もあり)。

その中で一番心に残った本「ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理」を紹介します。

 

ウォール街のランダム・ウォーカー<原著第12版> 株式投資の不滅の真理 [ バートン・マルキール ]

価格:2,750円
(2021/3/8 00:20時点)

 

内容

この本の結論は「広く分散されたインデックスファンドに積立投資」です。

人気の投資信託や割高株に群がり、大きく儲けようとするといつか痛い目に遭うから、市場平均と同等のリターンを確実に得ることに集中すべきという主張が、歴史を基に説教がましく書かれています。 

ただ、どうしても個別株で自前のポートフォリオを構築したい人のために、個別株の選び方についても解説されています。

 

また12版の特徴として、近年の金融市場(低金利、低成長)に合わせた提案がされている他、リスクパリティーなどの新しい投資理論やAIに対する見解や、年齢・人生のステージに合わせたポートフォリオの考え方についても書かれています。

 

「インデックス積立」というありきたりな結論ですが、他の投資法についても網羅的に知り、歴史がインデックス投資を正当化していると理解することは、投資をする上で大事かもしれません。

 

教科書だと思ってとりあえず読んでみてほしい一冊です。

 

 

この本では「不変の真理」と題していつの時代でも一貫して使える投資法が提案されていますが、投資スタイルは景気サイクルによって変えるべきという人も多くいます。

著者のバートン・マルキールは経済学者のため、学者寄りの意見なのは間違いありません。トレーディングや投資銀行業務など、現場を経験した人の著書も読んでみると知見が広がるかもしれません。