前回50万円で買える中古スポーツカーをまとめたところ、継続的に読まれているので、今回は100万円verも記事にします。
学生がバイト代で維持していくとなると、購入金額100万円あたりが現実的なラインでしょうか。
条件は以下の通りです。
・支払総額 ~100万円
・MT
・製造年 2000年~
・走行距離 ~15万km
では見ていきます。
フェアレディZ(Z33)
2002~2008販売。
日本を代表する大排気量クーペ。
2007/1のマイナーチェンジでエンジンがVQ35DEからVQ35HRに変更され、最大出力が280hpから313hpに向上しています。後期のほうが高回転寄りのセッティングになっており”最大出力”は高いですが、”最大トルク”はむしろ下がります。優劣というよりは好みの問題かも。100万円以内で狙うならマイチェン前のものがメインでしょう。
スカイラインクーペ(V35 350GT)
2003~2007販売
Z33前期と同じVQ35DEエンジンを積んでいます。主な違いは4人乗りな点とダサい点(主観)。相場はZ33より少し安い(同じ価格なら程度が多少良いかも)。
一世代後のV36は現行Z34にも搭載されているVQ37VHR(330hp)を搭載するなど魅力的ですが、100万円だとまだ厳しいです。
インプレッサWRX(GDA)
2000~2007販売。
水平対向エンジンEJ20とターボを積んだインプ。性能で選ぶなら50万円の回で紹介したレガシィのほうがオススメです。同じEJ20でもセッティングが違い、レガシィ2.0GTは280hpでこちらは250hpですから。”インプレッサ”にこだわり、かつ安いのがいい人はGDAでもいいかも。
280hpのインプレッサが欲しければSTIモデル(GDB)を買いましょう。こちらはガチの戦うインプですから性能も中古価格も別物です。
外見の変更を伴うマイナーチェンジが2回行われ、ライトの形が古い方から丸目・涙目・̝鷹目と呼ばれます。どれも100万円で射程圏内ですが、基本的には鷹目から選ぶのが無難かな?(一般的に後期型が故障が少ない傾向)。
スイフトスポーツ(ZC32S)
2011~2016販売。
今回紹介する中で最も新しく、状態の良い個体が多いであろうモデルです。1世代前のZC31Sは50万円回で紹介し、著者も乗ってますが調子良いです。
ZC31Sの欠点だった、5MTがクロスすぎて高速道路がキツイ問題(音と燃費的に)が、6MTとなって解決された点は大きいです。またエンジン型式は一緒なのですが、セッティング変更がされていて、トルク、出力、燃費共に若干改善しています。
ロードスター(NC)
2005~2015
一世代前のNBを50万円回で紹介しました。NCはNBよりも車格が一回り大きくなり(3ナンバー -> 5ナンバー)、排気量も増えました(1.6L,1.8L -> 2.0L)。
サイズアップを性能向上としてポジティブに捉える人も、NBまでの身軽さが無くなったとネガティブに捉える人もいるようです。
身長186cmの著者からすると、NBは狭くて運転不能ですがNCだと大丈夫でした。車内空間にもゆとりができた点はすごく良いですね。いずれにせよロードスターは狭いので(特に足元)、試乗をおすすめします。
以上、100万円で買える中古スポーツカーでした。買った後の維持費も大事ですから、ご自分でもしっかり調べてくださいねー
50万円の時よりも選択肢が多く、網羅できていない車種もあるかと思います。ご意見ください。